招待状 の ページ

招待状の作成:
私達の結婚式の招待状を送る際、初めは既製品を探していたのですが中々良い物が見つからず、結局は紙から自分達で作成する事になりました。 時間もかかるし、腰も痛くなるしで大変ですが、出来上がったものはトテモ満足の行くものでした。


紙つくり

材料: 牛乳パック / 洗濯のり / ダンボール紙(着色用) / キラキラ光るモール(装飾用) / 麻ヒモ(装飾用)

道具: たらい / 生ゴミ用ネット / 園芸用のプラスチック網 / フレームx2個(形成用) / ミキサー

(1) 紙作りは、牛乳パックを水に浸す事から始まります。 どれだけの牛乳パックが必要かわからなかったので、 私達はリサイクルに出す為に取ってあった牛乳パックを全部お風呂に貯めたお湯に浸しました。 

(2)  約一晩漬け置いた牛乳パックから、今度は表面に防水の為に張られたビニール・コーティングを剥がします。  これが凄く時間がかかるプロセスで、この為に冬の寒いお風呂場での作業に最低丸2日は費やしたと思います。 

実は、牛乳パックは熱湯のグラ立つ鍋で1時間以上ゆでるとコーティングが簡単に剥がれる事が、後になって発覚(汗)。

(3)  全てのコーティングを剥がし終わったら、真っ白な紙を細かく千切って水に浸します。  暫く水を吸って柔らかくなった紙を一掴みと、こちらも水に浸しておいた着色用のダンボールを一ツマミ、 洗濯のり少量をミキサーに入れ、水を紙の3倍ほど加えて良く混ざるまで撹拌します。
(4) 用意してあった 「たらい」 に水をイッパイ張り 撹拌した「紙の素」を水に混ぜます。

(5) 装飾用に細かく切った モールと麻ヒモを 「たらい」 に 混ぜます。

(6) 下から フレーム + プラスチック網 +生ごみネット + フレームの順に重ねた紙漉きキットを両手でシッカリ持ち、 奥から手前へと水の中を2度程くぐらせます。 

この時、紙が 均一に広がっていなかったら、全部剥がして 「たらい」 の水に 撹拌し、最初からやり直します。
(7) 「たらい」 の上で良く水を切り、上のフレームを外して逆さまにタオルに伏せます。
(8) 「プラスチック網」 の上から一方向へ水をしごき、まず 「プラスチック網 」を外し、その後に 「生ごみネット」 を角から丁寧に紙の形を崩さないように剥がします。
(9) 一枚紙を漉く毎に必ずタオルを折り返して重ねて行きます。 必要な枚数漉き終わったら、重ねた紙とタオルの上に平らな重石 を乗せて最低1番置き、水を切ります。

(10) タオルから紙が剥がせる位に紙が乾いたら、一枚ずつ 剥がしてアイロンで乾かします。 

紙が完全に乾くにはかなりの 時間がかかるので、一通り全部半乾きにアイロンをかけてから、 2度かけして乾かす方が良いです。


招待状つくり
「紙つくり」 終了後は「招待状つくり」 に取り掛かります。  招待状のレイアウトは色々検討した末にたどり着いた、シンプル且つ私達2人の満足の行くものになりました。
招待状の表には、違う色で漉いた紙を張り、その上に登山用の細引きを 「フィギュア・エイト」 に結んだものを貼り付けました。

紙のサイズは、送付に使用した封筒のサイズに沿って、手作りの紙の 雰囲気を損なわないように手で千切って合わせました。

招待状の裏側には、このページの壁紙に使ってある山のデザインの スタンプを押し、テーマで有る 「山」 を強調しました。

招待状のインサートはさすがに手作りの紙ではプリンターで印刷出来ないので、色を合わせたプリント用和紙を購入しました。

左ページには私たちが出会ったカナダのキャンモアで見ることが出来る 「スリー・シスターズ」 の写真にロバート・サービスの詩を重ねました。

招待状には私達の準備サイトのアドレスを記載して、受け取った方にはウェブサイトにて詳細を確認してもらえる様、招待状には道順などの詳細は同封しませんでした。



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